江田島の話

ペアトレ講座内容紹介シリーズ/行動の観察と記録のとり方・方法をご紹介

おはようございます。こんにちは。こんばんは。すなおたまき(@office_sunao)です。

先日に続きまして、ペアトレ講座にて私が学んだ内容をご紹介していきます。

江田島で子育て支援センター主催のペアトレ講座を受講してみました。おはようございます。こんにちは。こんばんは。すなおたまき(@office_sunao)です。 みなさん今の調子はいかがですか? 佳い...
江田島市子育て支援センター主催のペアトレ講座で学んだ「内容」をシェアします。おはようございます、こんにちは、こんばんは。江田島のお母さんライターすなおたまき(@office_sunao)です。 先日書いたこの記...

前回は、ペアレントトレーニングの意味や意義など大まかなものをご紹介しました。

今回のテーマは、子どもの行動の観察と記録の仕方・方法についてです。

どうぞご覧下さい。

行動の観察と記録

自閉症や発達障害の子どもたちは、程度の差こそあれコミュニケーションが取りにくい場合が多いです。

そのため、彼らの行動をよく観察して記録しておく必要があります。

何故、記録しておく必要があるのか?

→行動の観察と記録は、その子どもへの対応の仕方を決め、その効果を確かめるための大切な資料になるから

なるほど。

普段、主に「言葉」や「身ぶり・手ぶり」でコミュニケーションを取ることが多い私たちですが、個性豊かな子どもたちが相手のだとうまく伝わらない/伝えられないことが多いです。

まだ赤ちゃんや1~2歳児でも、言葉の意味を理解しきれていない子どもでも同じことです。

そのためその子の行動に対し、わき起こる「どうして?」の疑問にひとつひとつ理由をつけていく必要があります。

だから、行動を観察して記録しておくんですね。

では、どのように記録しておくのが良いのでしょうか?やり方はどんなものかあるのか?

ご紹介していきますね。

記述のしかた

子どもの行動を記録しておくために、必要なポイントをまとめてみます。

  • 具体的であること
  • 客観的であること
  • 5W1Hを用いる/いつ(When)どこで(Where)誰が(Who)何を(What)どうして(Why)どのように(How)
  • 時間の長さ/何時間・何分/日(例:1時間かかって〇〇した)
  • 一回の接続時間(例:30分泣き続けた)
  • ある一定の時間内にどうだったか(例:2~3時の間に10回離席した。5分間の間に30秒大声を上げた‥など)
  • 一日に何回(例:3回/日おもらしした)
  • 割合(例:1日のうち計6回手が汚れ、3回洗えた。=50%、一週間のうち何日間できたか=%)※割合(=%)で見たほうが行動の変化が分かりやすい
  • サポートの度合い(例:ひとりでできる、3回声をかければできる、母が横にいればできる‥など)
  • 行動そのものの強さ(例:泣く、大声で泣く、泣き叫んで転げまわる‥など)

終日べったり張りついて観察記録を取るのは不可能なので、あらかじめ時間やタイミングで区切ると決めておくといいでしょう。うまく記録をとるコツです🍀

→例:外から自宅に戻ってきたら・おやつの前・ごはんの後‥など

また、その記録をとる前後の状況についてもよく観察することが重要になってきます。

その行動がおこる前後の状況はどうだったのか?

  • どんな状況で起きたか
  • 行動が起こる前の出来事は?
  • 行動が起こった後の出来事は?

つまり、ある「きっかけ」が発生し→子どもの「行動」が起こる→その「結果」はどうだったのか?

ということを細かく分解して検証することが大事ということですね。

きっかけ→行動→結果

この流れをよくよく見つめて、観察分析してみましょう。

具体的に記録をつけるには…?

ここでは、記録をより具体的にしておくためのポイントをご紹介します。

記録の例1

✖ 社会性がない →「そもそも社会性ってなんなの?」「じゃあどうしたらいいの?」となってしまう

○ 友人に「おはよう」とあいさつしない →「挨拶しようね」と具体策を伝えることができる。

要は、「目標とする行動を肯定的に伝える」ことが大事。

記録の例2

✖理解力がない →ぼんやりしていて具体的な対策がとれない。

〇3回注意しないと次の行動に移れない →具体策とりやすい。

そもそも、

  • 理解できなかったのか?
  • 時間がかかったのか?
  • ほかにやりたいことがあったのか?

その理由は子どもによって違います。

すなわち、子どもによってその対応方法は違ってくるということですね。

なぜ観察記録を具体的につけるのか、その必要性は?

  • その子に合った行動目標を立ててあげるため
  • どれくらい集中できるのか?を親が知る必要があるから
  • その子どもの耐性やがんばれる時間を知るため
  • その子にとってどういう工夫が最善なのか?アイディアをたくさん出すにはそれだけのデータが必要

このような理由から、データを集める必要があるのです。

その観察記録が、具体的・客観的か否か判断するには?

自分で記録をつけたとして、その記録が具体的客観的かどうか、判断するのはどうしたらいいでしょうか。

その時はこんなテスト(基準)があります。

IBSOテスト:Is the Behavior Specific and Objective?

→その記述された行動は、具体的ですか?客観的ですか?という意味。

  1. その行動は1日の間に何回起こったか回数を数えられるか?
  2. その行動を他の人に話したとき、その人が何を観察すればよいか?を正確に知ることができるか?
  3. その行動は、それ以上細かな具体的行動として述べることができないほど、客観的かつ小さな行動ですか?

ぼんやりした記録では、具体策も出しにくいです。

そのため、子どもに合わせた行動記録を細かく、具体的に記録しておく必要があります。

例:「宿題をする」という行動について
  1. 連絡帳を出す
  2. ノートを開く
  3. 内容を考えられない

→このように細かく分解して記録することが大事です。

対象となる子どもがどのくらいできるのか/できないのかによってもどの程度細かく分解して記録をとるのかは変わってきます。

子どもに身につけさせたい行動は何か?

具体的に子どもに身につけてもらいたい行動について、考えていきます。

  • 行動を細かいステップに分ける
  • どれくらいの時間でできるか?
  • どれくらいの割合でできるか?

このあたりを考えながら、対策を立てていきます。それを誰が見ても分かるように記録しておくのがポイントです。

子どもに減らしてほしい「行動」は?具体的に。

反対に子どもの問題行動についても具体的に考えていきます。

ある行動は一連の流れの中で起こります。

「きっかけ」があって→問題となる「行動」が発生し→その「結果」どうなるか?

を観察し、その問題となる「行動」が減るような対策を立てます。

例:お菓子を見る(きっかけ)→駄々をこねる(行動)→お菓子をもらえる(結果)

この場合は、

  • 行動の頻度
  • 持続時間
  • 程度

を観察記録するのが有効です。

例:1日3回大声で泣いた

例:ひっくり返って足をバタバタさせながら20分泣いた

こんな感じでしょうか。

観察・記録のメリット

観察して記録しておくメリットは主に以下の通りです。

  • 子どもの進歩が順調か否か、見てわかる
  • 子どもの進歩が客観的にわかる=ほかの人へ知らせることができる、証拠として提出できる
  • 今の対応が効果的なのか?確認できる
  • うまくいかなかった場合も、再考の手がかりになる
  • 子どもを評価し、ほめることができる
  • 子ども自身が自分の行動を把握できて、取り組みやすい
  • 子どもの良い部分が見えてくる
  • 貼りだしておくと、子どもも喜ぶ
  • ほめる・認めるチャンスが生まれる
重要なのは、ほめる最適なタイミング

その最適なタイミングは、

  • その子がそうしてほしいとってほしい「望ましい行動」をした直後

→自分のした行動が正しかったんだと本人が自覚できる、褒められて嬉しい、認めてもらえた成功体験となるから

  • その記録を表に記入するとき

→その行動を思い出すきっかけになる、認めてもらえた実感を得られるから

この2点を逃さず、すかさずほめて認めて成功体験を増やしてあげましょう。

記録のポイント

記録をする際のポイントは以下の通りです。

  • 子どもにもわかる表や一覧にすること
  • 見てわかるようにする(可視化する)
  • だらだらと長い文章で書くのはNG
  • 箇条書き
  • 項目別に表記する
  • 表などを用いて書き込む
  • 具体的な様子を備考欄に簡潔に書く

やはり具体的に、誰が見ても分かるよう書いておくことが大事ですね。

記録者へのアドバイス

  • 例外をつくる
  • 逃げ道をつくる

記録者だってできないこともあるし、できない時もあります。

だからこそこれは結構大切です。

記録をとる方が、くじけてしまっては何も変わりません。手がかりを探すために、できることをできるだけ記録しておくことが大事です。

この記録の取り方は、ほかにも色んなことに応用できます。

例えば

  • 子どもの習い事で本人が伸び悩んでいる時の対策(親がその場で観察できる場合)
  • 夜中泣き止まない赤ちゃんの記録
  • 毎回お財布を失くしてしまう夫の傾向を探り対策を立てる

などです。

まとめ

以上、観察と行動の記録、その方法をご紹介でした。

親の立場からするとその一番の効果は、おそらく感情とその行動を切り離して考えることが出来るようになってくることだと思います。

日々うまくコミュニケーションの取れない相手が一体何を考えている

のか分からず、

どうしてそういう行動をとるのか理解出来ずに苦しむところから、

脱出するためのヒントに成りうるのだろうと。

自分自身の思い通りにならないイライラやストレスと、子どもの問題行動を切り離して考えられたら、それだけでもだいぶラクです。

子どもたちにとっても、うまく言葉で態度で表現できない場合や、自分でも何故そういう行動をとってしまうのか分からない場合など、外から観察していた親に客観的に分析してもらうことでラクになる部分があるのではないでしょうか。

今回はここまでです。

また書きます。

ABOUT ME
すなお たまき
すなお たまき
2人の男児子育てに奮闘するお母さんです。生まれ育ち東京都、2018年神奈川県→広島県江田島市に家族で移住 新たにお母さんになった女性たちが安心して子育てできる「社会」をつくりたい。育児は本来辛くしんどいものではなく、子供の「今」を親子で楽しむ貴重な時間だと考えています。お母さん×男児子育て、社会、移住、働き方、生き方、暮らしなどについてよいと思ったものを厳選し情報発信しています。