おはようございます、こんにちは、こんばんは。江田島のお母さんライターすなおたまき(@office_sunao)です。
先日書いたこの記事。

ペアトレ講座を受けた時の記事ですが、これに結構反響をいただきました。
いただいた声のひとつは、
というものでした。
また私個人的にも、
と惜しい気持ちにもなりました。
ペアトレについて学び、正しい知識を得ていたら、かつて教えていた子どもたちの「強くなりたい」という気持ちにもっともっと応えてあげられていたなと。
だからこそ、書こうと思います。
ということで、
私が江田島市子育て支援センター主催のペアトレ講座で学んだ、
「実際の内容」について、
いくつかの記事に分けて、詳しくご紹介したいと思います。
初回は概論です。
サクッと読めますので、目を通してみてくださいね。
ペアレントトレーニング(親訓練)ってなに?
ペアレントトレーニング。
直訳すると、ペアレント(親)+トレーニング(訓練)です。
- 自閉症スペクトラムや発達障害など「日常生活を送る際に適切なコミュニケーションが取りづらい子ども」のために、開発されたトレーニング方法のことである。
そのねらいは、
- 子どもの保護者に必要なスキルを習得してもらい、各家庭での子育ての援助とする
という考えです。
なるほど。
自閉症や発達障害をもつ子どもたちは、個性豊かですね。
でも、ちょっと個性が強すぎてコミュニケーションが取りづらい。
ふつうにしていたら、こちらの思うこと、伝えたいことがうまく伝えられない/伝わらないってことが往々にしてあります。
だから親が訓練して、知識と学びを得て、その子どもたちとうまくコミュニケーションを取れるようにしてあげましょう。
その子にとって、生きやすい・自立しやすいように導いてあげましょう。
ということです。
中には
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
「なんで親がやるのか?」
ということですが、
それは以下「根拠」の項目にゆずります👇
ペアトレの根拠
- 親(=保護者)は常に子どもに強い影響を与えながら日々接触している。
→そのため子どもの不適応な行動を減らし適応行動を増やすには、親が学びそのスキルを活かすことが最善である。
- サポートが必要な子どもたちのために、親に子どもの効果的な扱い方を教える。
- 子どもの「標的行動」が起こるとき、そこに居合わせる立場が親であることが多い。
- 子どもの適切/不適切な行動が生じたとき、「強化」を与えられるのが親である。
※標的行動(ひょうてきこうどう)
→具体的にどこをどう変えたいか?その「変えたい」と思っている行動自体のこと(例:食事中離席してしまう=標的行動 →これを「着席しようね」と促す=目標行動)
※強化
→行動(その回数や時間、大きさなど)が強まること
なるほどですね…。
子どもにとって最も影響を与えるのが親であるということ。
だからこそ、一番の理解者、サポーターになるために必要な知識と適切な訓練を受ける必要がある。
それが、ペアトレである。と。
そして、このペアトレ講座で学ぶことについては以下に述べます。
このペアトレ講座で学ぶこと
このペアトレ講座で学ぶのは、
- 親が変われば子供は変わる
→親が子どもの見方・対応を変えれば、子どもを変えることができる
- 具体的にどう親が変わればいいのか?(=親側のスキル)を学ぶ
- 少しのことでも子どもの「できること」に注目し、ほめる
大まかにこんな感じです。
具体策が得られるのは、ありがたいですね。
日頃思い通りにいかないストレスが軽減されそうです。
また、子どもに限らずすべての人間関係においてそうだと思いますが、
- 他人は変えられない
- 変えられるのは自分自身のみ
なんですよね。
いくら子どもに「変わってほしい」と押し付けても、きっと変わらないです。
仮に変わったとしても、一時的なものであったりその場しのぎだったり。
いつかその歪みが大きくなって、反動で悪化する可能性もあります。
だからこそ、自分が変わる。親が変わる。できることから変えていく。
それが大事なのではないかと。
実際に講座を学んで、
と何回も思いました。
あとは「夫婦関係にも応用が効くな」とも(笑)
そして、ペアトレ講座を学んだ上で目指す目標については、次にゆずります。
めざす目標/5つの上手を目指そう
ペアトレ講座を受けて、その後の行動をどう変えていくか。
具体的な目標を立てます。
ペアトレ講座を受けて、
- 観察上手になろう
- ほめ上手になろう
- 教え上手になろう
- 工夫上手になろう
- 待ち上手になろう
というのが、ペアトレを学ぶ上での目標です。
ペアレントトレーニング講座を学んでみて、
私個人的に、
お母さんとして、
また、いち空手指導員(だった身)として、
「大事だなー、出来てるつもりだったけど、これを知っているのといないのでは雲泥の差だな。」
と感じるポイントがいくつもありました。
特に、
「工夫上手」
ってなかなか難しいんです。
マンネリ化してしまうこともよくあります。
日常生活で実践するにも、ペアレントトレーニングを通じてヒントを貰えると全然違うと思います。
実際、かなり変わってきます。

わが家は、私も子どもたちも笑顔が増えました。
諸々少しずつですが、ラクになってきました。
ペアレントトレーニングは、すべてのコミュニケーションに有効です。
コツをつかんで習慣化できれば勝ちです。
ということで、今日はここまでとします。
次回は「子どもの行動の観察と記録のとり方」について書きます。
こちらも余すことなく、ご紹介していきますね。
お楽しみに~🍀
↑この本とても詳しく書いてあるのでおススメです!