こんにちは🍀
今日の調子はいかがでしょうか?
ぼちぼち、ゆるゆる身も心もほぐす時間があると嬉しいですね。
あなたは、江田島市の【しおかぜネット】を知っていますか?

しおかぜネットとは、江田島市の社会福祉協議会が運営している助け合いネットワークのことです。
ということもあるかもしれませんね。
しおかぜネットとは
家の掃除や庭の草取りなど、誰かが手伝ってくれればできるのにと思ったことはありませんか?「しおかぜネット」とは、そのような日常生活の「ちょっとした困りごと(※1)」を抱えた方に一緒になってお手伝いしてくれる「しおかぜさん(登録ボランティアさん)」を紹介するという、助け合いネットワークです。
(※1)「ちょっとした困りごと」とは、専門的技術や知識を必要としない、活動時間がおおむね2時間以内に収まることとしています。
江田島市社会福祉協議会HPより引用
このたび、私も【しおかぜネット】に登録しました!
どうして登録しようと思ったのか?
それにはある理由があります。
私たち家族が江田島市に移住してきたばかりの頃、しおかぜネットに助けてもらった経験があるからなんです。
その時の記事はこちらです↓
この時はお掃除と託児をお願いして、大変助かりました。
何より
- 初めての地で、「孤独ではない」「ひとりじゃない」と感じられたこと
- ご近所にお知り合いができたこと
が、心強かったんです。
あのときのご恩を、今度は私が返す番。
そう思い、登録の手続きに行ってきました。
おかげさまで晴れて「しおかぜさん」デビューします✨
ということで、今回は【しおかぜネット】について改めてご紹介させていただきますね。
- しおかぜネットとは?
- しおかぜネットでできる/できないこと
- どんな依頼が多いの?
- 私がしおかぜさんとしてできること
- 子育てママも気軽に利用できるんです!
- あなたも「しおかぜさん」になってみませんか?
\ 社協さんHPはコチラ /
しおかぜネットとは?

【しおかぜネット】とは、江田島市の社会福祉協議会が運営する「助け合いネットワーク」のことです。
地域住民が登録して「しおかぜさん」となり、ちょっとした困りごとを抱える方のもとへ行って一緒にお手伝いをするという活動です。
また、このサービスは有償です(一部無料のもあります)。
しおかぜさんの活動費は、1時間600円。
内訳は、
- 利用者負担=300円/時間
- 広島県社協&広島県共同募金(赤い羽根共同募金)支援による事業費=300円/時間
となっています。
こんなところで「赤い羽根共同募金」が使われているんですね!
こちらもどうぞ⇒ 赤い羽根募金とは?
何故こうした有償の仕組みにしているのか?というと、
完全無償だと、
という声があるからです。
心遣い(=気兼ねをなくすため)としての300円を依頼者の方に支払ってもらい、残りの300円を社協さんの事業費でまかなうのには、こんな声をなくしていこうという意図があったんですね。
しおかぜネットを利用するにはどうしたらいい?

こういう場合はどうしたらいいのでしょうか。
ひとまず、江田島市社会福祉協議会の「えがおえたじま応援センター」に相談の連絡をしてみましょう。
社協の担当者さんが親身になって相談に乗ってくれるほか、具体的にどうしたらいいか?など対策をとるためのヒアリングをしてくれますよ。
しおかぜネット
\ 相談窓口はコチラ↓ /
しおかぜさんになるにはどうしたらいい?

こう思う方はどうしたらいいのでしょう?
これもまた、社協さんに連絡です!
今は若手が不足しているとのこと。
というあなたでも大丈夫ですよ。
登録に際し、社協の担当者さんがよくよくヒアリングしてあなたの「できること・できないこと」をリサーチしてくれます。
- 一緒に掃除をお手伝いする
- 一緒にごみ捨てに行く
など、「一緒に○○ならできる」を探します。
しおかぜネットは「お互いさま活動」なので、誰かに特別な負担がかかるようなこともありません。しんどいこともないです。
自分に少しの余裕があるときに、
ちょっと困っている誰かのお手伝いをして、
- 相手もハッピー
- 自分もハッピー
になる取り組みです。
しおかぜさんに
\ なるにはコチラ /
しおかぜネットでできること、できないこと

「しおかぜネット」でできること・できないことをご紹介していきますね。
しおかぜネットでできること
先日、登録の際に社協の担当さんと「しおかぜネット」について色々お話をうかがってきました。
その中でおっしゃっていたのは、
ということでした。
ボランティアだからこそ、そのできる範囲をひろげて対応したいという思いが伝わってきました。
しおかぜネットの目的は、
- 困ったときはおたがいさまの関係づくり
- 制度やサービスのスキマをうめる
の2点です。
なので「どうしようかな?」と思っていることがあるならば、あなたもとりあえず社協さんに相談してみてはいかがでしょうか?
しおかぜネットでできないこと
とはいえ、
ということもあります。
しおかぜネットで対応できないこと
- 専門知識が必要なこと
- 安全の保障ができないこと
- 長時間の依頼
- 車での送迎
- 留守宅に入る・預かる
- 依頼内容や趣旨が違う
など
例えば、害獣対策の柵の設置など専門知識が必要なものは素人では難しいですね。
車での送迎も白タクになってしまうので違法です。
また、農家さんや事業者さんが繁忙期にしおかぜネットを利用して安く雇い、労働をさせることはできません。
それから、何時間もかけて遠方の病院へ付き添いをするというのも厳しいでしょう。しおかぜネットの利用は基本1時間~2時間でできることが対象です。
また、はなから
といった考えの方は利用を控えてください。
しおかぜネットはおたがいさま活動であって、なんでも屋のようなサービスでは無いからです。
とはいえ、「できるだけ対応していきたい」という思いを持って社協さんはしおかぜネットを運営しています。
ひとまず聞いてみるだけ聞いてみてもいいのではないでしょうか。
しおかぜネット
\ 窓口はコチラ↓ /
どんな依頼が多い?

しおかぜネットではどんな依頼が多いのでしょうか?実際に聞いた話をご紹介していきますね。
1番多い依頼はごみ捨て
平成30年度に1番多かったのは「ごみ捨て」の依頼です。
最近のしおかぜネット利用の半数以上は「ごみ捨て」の依頼なんだとか。
高齢者や足が不自由など何らかの不具合を抱える方のご自宅へうかがって、ごみを受け取りごみステーションまで運びます。
これくらいなら私にもできそうです。
また、ほかにもこんな困りごとを一緒にお手伝いしに行くことが多いそうです。
- 自宅の掃除
- 買い物
- 草取
- 病院通院や外出の付き添い
- 調理
- 洗濯
ちょっとひとりでやるとなると足腰痛いししんどいから、手伝って欲しい·····という気持ちがよく分かる内容です。
それからもちろん、託児も大丈夫です!
保護者が一緒に在宅であることが条件ですが、お子さんの相手をしてもらい、その間に別の家事をする·····ということなら対応可能です。
実際に私も子どもたちをしおかぜさんにみてもらいながら、自分は家事をしていました。
それだけでもかなり助かりましたよ!
専門的な依頼は代わりの案を提案することも
という依頼はどうしたらいいのでしょう?
専門知識が必要だったり、「一緒にお手伝い」の範疇ではなかったりというケースですね。
様々な相談が寄せられますが、そういう場合はできる限り「代わりになる案」を提案しているそうです。
専門知識が必要な内容であれば島の業者さんを紹介したり、サービスとして利用したい方にはシルバー人材センターに繋ぐこともあるのだとか。
このたび私も登録しましたので、しおかぜネット範囲外の託児が必要であれば、私へ繋いでくださる様お願いをしてきました。
しおかぜさんでできないことも、「こういう手段がありますよ」と教えてもらえるのは有り難いですね。
私がしおかぜさんとしてできること

私も今回しおかぜネットに登録して「しおかぜさん」になったわけですが、ここでは私ができることをご紹介していきますね。
子育てママさんのサポート
私が得意とするのは子育て家庭のサポートです。
- ベビーシッター資格取得済
- 空手の先生をしていた経験(10年超)
- 私自身も子育て真っ最中
なので、保護者の方とお子さん自身に寄り添った対応をお約束いたします。
ベビーシッターとしても開業し、シッティングのお仕事もはじめています。
プロのベビーシッターとして活動するうえで大切なのは、お子さんの命を守ることと保護者との信頼関係です。
プロである私には守秘義務があり、それを犯すことは許されません。
そういう意味でも、家族親戚や隣近所とのやり取りとは違うことを感じてもらえるのではと考えています。
もちろんその他のボランティアも
もちろん他のボランティアもしおかぜさんとして対応できます。
以前、近所のおばあちゃんを病院まで検診に連れて行き同伴した経験や、買物に付き添ったこともあります。
ごみ捨てなどは日常生活の範囲ですから大丈夫です。
ということなので、ご高齢の方々が抱える困りごとにも対応可能です。
しおかぜネットは子育てママさんも気軽に利用できる!

私も以前、しおかぜさんを実際に利用しました。
- 一緒にお掃除を手伝ってもらった
- 子どもたちの面倒をみてもらった
しおかぜネットは、一見高齢者向けの活動であるようなイメージもありますが、子育て世代の方々にも充分にその利用価値があります。
その理由を説明していきますね。
江田島市には現状ファミサポがないのでその代わりに利用する
江田島市には子育て中の家庭をサポートするファミリーサポート制度がありません。
ですので、しおかぜネットを代替的に利用してはどうか?という考えです。
と、その前にあなたはファミリーサポート制度をご存知ですか?
簡単に説明していきますね。
ファミリーサポート制度とは、厚労省が推進する事業のことです。
ファミリー・サポート・センター事業(=ファミリーサポート制度)は、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです。
![]()
引用:厚労省HP
現状江田島市には、自治体レベルでのファミリーサポート制度がありません。
だから、その代わりにしおかぜネットを活用してもらうことがひとつの手段であると考えます。
社協さんにうかがってみたところ、
とのこと。
ですので、もしもの時の手段として「しおかぜネット」を考えておくといいかと思います。
孤独を防ぐ、地域やコミュニティの足がかりに
高齢者の多い社会において、孤独死などの問題は避けて通れません。
江田島市では、御年寄が家族親戚と離れて島で独り暮らしをしているケースが多くあります。
それが仇となって認知症が進行してしまったり、足が不自由で動けずにどうしようもなくなってはじめて発見され病院に担ぎ込まれるということも珍しくありません。
特に男性は人づきあいを嫌う傾向にあり、うまくコミュニケーションが取れないとそのまま自宅にひきこもってしまう場合も多いです。
最悪の場合は、孤独死。
誰にも気付かれず死後何ヶ月も経過してやっと発見されることもあります。
そうしたことを未然に防ぐためにも「しおかぜネット」は有効です。
しおかぜさんとの関わりを通じて、社会との接点を持つこと。何かしらの関わりを継続しておくことで、防げることも多いでしょう。
しおかぜネットは地域やコミュニティの足がかり的な役割も担っているんですよ。
しおかぜネットを安心して利用できる3つの理由

しおかぜネットは安心ですよ!とおすすめするのには以下3つの理由があります。
- 江田島市社会福祉協議会運営の信頼
- ボランティア活動保険への加入
- 事前のヒアリングと顔合わせに社協職員も同席する
1.江田島市社会福祉協議会運営の信頼
社会福祉協議会は運営組織としてとても信頼できます。
社協は全国の都道府県・市区町村で活動する言わば「社会福祉のプロ」です。社会福祉のことを専門に扱う、民間の福祉団体といったところでしょうか。
きちんと法律にも位置づけられています。(「社会福祉法」第10章 第2節社会福祉協議会)
社協さんでは専門的な知識・技術・ノウハウも豊富にあり、社会福祉士などの専門資格を持つ方も働いています。
こうした機関が「しおかぜネット」の運営母体なのです。
社協さんがお母さんと子どもをサポートするのであれば都度適切なケアやアドバイス・対策をしていただけると期待できますし、何より安心ですね。
2.ボランティア活動保険への加入
これは「しおかぜネット」に登録した場合、社協さんが自動的に加入させてくれます。
「しおかぜネット」を利用したい/登録したいと思ってもリスクがあったら敬遠してしまうもの。
こうした保険があることで安心して活動に励むことができます。
ボランティア保険については全国の社協さんどこも加入必須のものとのことです。
ボランティア活動保険についてはコチラ→ ふくしの保険
3.事前のヒアリングと顔合わせに社協職員も同席する
こちらは「しおかぜネット」の決まりで明確に示してあります。
実際私が利用したときも、初回のヒアリングに社協の担当さんが自宅まで来てくれました。
そこでじっくりお話させていただき、わが家の事情も理解していただいた上でしおかぜさんとのマッチングをしてくれました。
さらに来てくださったしおかぜさんは、ご近所の方でしかも教育関係のお仕事に長く携わっておられた方。子どもたちもすぐに打ち解けて懐いていました。
初めてしおかぜさんと顔合わせするときにも必ず社協の担当さんが来てくださるので、安心です。
徐々に慣れてきたら社協さんがいなくても大丈夫なようになりますが、その頃にはもうお互い打ち解けています🍀
子どもたちはすっかり懐いており、今でも時々「会いたいなぁ」「また遊びに来て欲しい」と言うくらいです(笑)。
きちんとヒアリングをして適切な方と繋いでくださるので、大変ありがたかったです。
あなたも「しおかぜさん」になってみませんか?

しおかぜネットは、江田島市社会福祉協議会が運営する有償のボランティア活動です。
私は、この記事を読んでくださっているあなたにも「しおかぜネット」への登録をおすすめします。
何故なら「しおかぜネット」を通じて自分の住む地域のことを今一度じっくり考えることは、あなたにとってもプラスになると考えるからです。
単純に「人の役に立つ」って気持ちいいですよね。
また、2018年には西日本豪雨災害により江田島市でも断水の日々が続きました。
そういうある種の異常事態というのは本当にある日突然起こりうるのです。
いざ起きてから、自分の周りのことは何も分からないし地域とや繋がりもなく孤独を抱えて·····ということでは、すごくしんどいと思うのです。
- 困った時はお互いさま
- もちつもたれつ
そんな関係を地域の中で普段からつくっておくことは大切です。
それから「ボランティア」というとハードルが高いような、自分にはできないと尻込みしてしまうイメージもあるのかな?と思います。
しかし、「しおかぜネット」はあくまでお互いさまの活動です。
なので、そこまで構えることもなく気軽に
という感じでも大丈夫なのではないかと。
社協さんでは、しおかぜさんとして登録した方の意志を尊重しつつ、困りごとを抱える方の気持ちも汲んでマッチングを行っています。
やはりそこは福祉のプロ集団ですから、細かなケアや素人には分からない部分にも気を配りつつ対応してくれます。
江田島市の現状として、高齢者の数が多く若者の数が少ないのが問題となっていますが、しおかぜさんについても同じことが起きています。
若い人、次の世代を担う若手の不足をどうにか払拭したい
そんな思いを持ちながら社協の担当さんたちはがんばっておられます。
しおかぜさん同士の交流や情報交換の場もあったり、利用者と登録者の交流もあるそうです。
そうした小さな地道な活動を通じて、江田島市に根付いてきた「しおかぜネット」。
ぜひ、あなたも「しおかぜさん」になってみてはいかがでしょうか?
これを機会にぜひ一度、考えてみてくださいね。
\ 社協さんHPはコチラ /