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子育てママへ

帝王切開ママへ 傷跡は?術後の経過は?過ごし方は?病院選びからお役立ち情報まで知っておきたいギモンの答え

すなおたまき(@office_sunao)です。

以前Twitterで帝王切開でお産する/したお母さんたちを対象にした「ツイオフ」がありました。

私も子どもたち2人とも帝王切開で出産したので、「もうあれから6年かぁ~」などと思いながらつぶやきを追いましたよ。

ということで、今回はツイオフに参加していた

【帝王切開で出産する/したお母さんが知りたかったギモンの答え】

を勝手にまとめました。読んでみてください。

この記事にはこんなことが書いてあります
  • 帝王切開も立派なお産だよ!
  • 病院選び、あなたはどうする?母子同室と母子別室
  • 便利!帝王切開ママお役立ち入院&ケアグッズ
  • 手術の前に知っておきたい、帝王切開ママお役立ち情報ツール
  • 帝王切開後の謎の震え·····原因は?
  • 帝王切開後、ベッドから起きあがる方法
  • まとめ

 

カイザーツイオフまとめはこちら↓

帝王切開は立派なお産です!!!

まず、「帝王切開」は立派なお産です!!

確かに手術で産むため、自然分娩とは異なるかたちの出産ではあります。

中には、

陣痛を経験しないで産むのは間違い
帝王切開はラクなお産よね

などというワケのわからない外野の声に悩まされたり

…はぁ?(# ゚Д゚)

 

帝王切開ママ
帝王切開ママ
本当は自然分娩したかった…のにできなかった…😢

というように、自分の思い描いていた出産が出来なかったことで何となくモヤモヤが残ってしまうということもあります。(私自身がそうでした。)

産後しばらくは、頭では

「帝王切開になってしまったけど、赤ちゃんが無事に産まれてきてよかった」

と理解しています。

でも心のどこかで、

「思っていたお産と違ったし、なんで私だけ(実際はそんなことなくても)帝王切開になってしまったのだろう。」

というモヤモヤした気持ちを抱えていました。

これは完母神話や自然分娩神話と同じく、それを良しとするあまり、それ以外の方法を「ダメ」と思ってしまいやすい擦り込みや偏見に晒された影響以外の何ものでもありません。

本当は自然分娩したかった、母乳のみで育てたかった、そうしたかったけれど何らかの理由でできなかったお母さんたちが苦しいだけ。

 

みんな違って、みんないいんです!!!

 

個人的には、もっと出産前の両親学級や母親学級、病院での説明などの時に帝王切開について詳しく解説して欲しいと思うのですがね·····。

もとい、

 

繰り返しますが、帝王切開は立派なお産です!!!

 

もしも今、あなたが少しでも負い目を感じたりモヤモヤと悩んでいるならば、それはそれだけあなたが真面目に努力してがんばって出産に取り組んだ証です。

目の前のわが子と自分が、無事に命あってお産を終えられたのならそれでOK。

でも、そんなモヤモヤした気持ちも私は分かります。無理もないと思います。

 

いつかそんな気持ちもまるっと含めて、大切な出産の思い出となる日が必ずきます。

 

だから自分を責めないでくださいね🍀

\帝王切開は立派なお産!マンガでも!/

漫画コウノドリでも、「帝王切開は立派なお産」というセリフがありましたね·····。

病院は母子同室か母子別室か?自分の優先したいことを明らかにしよう。

出産に際して、病院選びは大切です。

とりわけ予定帝王切開ともなると、逆子や前置胎盤など何らかのリスクを抱えながらの妊娠期間になります。

万が一、もしもの事があった時に頼れる病院であるかどうか?をよく考えて選ぶと良いでしょう。

ここでは、母子同室と別室の病院どちらがいいか?と考えるあなたに病院選びのコツをご紹介します。

私は、第1子、第2子と別々の病院で出産しました。

  • 第1子 → 母子同室の病院
  • 第2子 → 母子別室の病院

また、ひとくくりに母子同室・母子別室と言っても、病院によって詳細が異なります。

何を優先したいかで、同室か別室かの結論も変わってくるでしょう。

私が出産した母子同室、母子別室の病院の入院環境をそれぞれ書き出してみます。

母子同室の病院てどんな感じ?

私が入院した母子同室の病院はこんな感じでした。

母子同室の病院

  • 入院当日は大部屋
  • 帝王切開後大部屋にて回復待ち(電動リクライニングベッド)
  • 自由に移動出来るようになったら、経産婦大部屋に移動→母子同室スタート(手動リクライニングベッド)
  • 同室スタート後は、他のフロアに移動したり用がある場合は別室にて一時預かり
  • 面会は時間内であれば自由
  • 面会は小さい子供お断り
  • 大部屋の冷蔵庫は共用
  • 母乳マッサージあり
  • 粉ミルクをつくりかた指導あり

 

母子別室の病院てどんな感じ?

そして母子別室の病院はこんな感じ。

母子別室の病院

  • 入院当日は個室
  • 帝王切開後個室にて回復待ち(電動リクライニングベッド)
  • 回復したら大部屋に移動(電動リクライニングベッド)
  • 赤ちゃんは基本新生児室で預かり、会いたい時に会える
  • 授乳は数時間ごとに授乳室に移動して大体みんな一緒に行う(そこまで時間に厳しい感じはなかった)
  • 面会は時間内であれば自由
  • 面会は小さい子供OK
  • 産科と小児科の各病棟が隣同士
  • 大部屋の冷蔵庫はベッド毎に設置
  • 母乳マッサージあり
  • 粉ミルクをつくりかた指導あり

 

最近は、「完全個室&母子同室」、「家族の面会は自由」、「場合によっては夫や兄弟の宿泊もOK」という病院もあると聞きます。

もっとも私が第1子、第2子で別々の病院にした一番の理由は

【兄弟(上の子)がいるかどうか?】

でした。

初産の時は、目の前の赤ちゃんと自分の体調に気を配ればそれでOKでしたが、第2子出産の時は兄弟との面会もしたいし赤ちゃんにも会わせたい。

そうした思いから、第1子は母子同室、第2子は母子別室の病院を選びました。

また緊急帝王切開後の母子同室が予想以上に大変(夜中の授乳や慣れない事でずっと緊張状態が続いていた·····など)だったこともあり、

 

第2子の時は、

【退院後の育児諸々のことを考えて、自分の体調回復を優先したかった】

という理由もあります。

いずれにしても、

自分が何を優先したいのか?(兄弟がいるかいないか、自分の体調はどうか、家族の面会をどうするのか、費用面は?…など)

を明らかにして予算なども加味した上で、できる限り叶えてくれる病院を選ぶことをおすすめします。

 

便利!帝王切開ママお役立ち入院&ケアグッズ

最近はマタニティウエアもだいぶ進化して優秀なアイテムが増えてきました。

先日の帝王切開ツイオフでも話題になっていたいくつかのグッズをご紹介します。

アトファイン

帝王切開後の傷のケアにはこれが有効です。

病院の先生から直接「足りなくなったらAmazonで買ってね!」と言われた方もいらっしゃいます。

私は第1子出産後手術した糸が傷口から出てきたことがあり、病院で処置してもらいました。

また傷口もケロイドになってしまい、第2子の出産の際に綺麗にしてもらいました。

帝王切開後の傷口は痛むこともあり、経過や回復具合、痛みに強い弱いなど個人差もあります。

育児をしながらケアするのはなかなか大変ですが、貼っておくだけで負荷が軽くなるのならお手軽ですね。

パジャマ

こちらも先日のツイオフにて話題になっていました。

帝王切開用のパジャマです。

パジャマは病院指定のものがある場合もあり、入院前に必要かどうか確認した方がいいですね。

予定帝王切開が決まっていて、なおかつパジャマも持参する必要がある場合はこれがいいのではないかと思います。

ベルメゾンでは他にも何種類か扱いがある様なので、興味のある方は見てみてくださいね。

ご参考→ベルメゾン

パンツ(下着)

最近は帝王切開用の下着もあるんですね·····これは私は知りませんでした。

悪露の交換などもあるし、しばらく傷口の痛みと戦いながら自分の身体の激変期を乗り越えていかなければならないので、少しでもラクできるアイテムは積極的に取り入れるといいでしょう。

 

帝王切開ママにお役立ち情報ツール

自然分娩については、事前の病院の説明会や両親学級などで解説があるなど対策を教えてもらうことがあります。

帝王切開は、予定帝王切開の場合は担当医と話し合いながらスケジュールや今後のことを相談できるのでまだいいのですが·····。

緊急帝王切開は、事前にそうなる可能性やリスクについての説明や話はあまりしない病院が多いように感じます。

出産は

  • 必ずしも思い通りにはいかない
  • 十人十色である
  • リスクについても詳しく紹介してもらった方が安心

だと私は思います。

が、実際それをやってくれる病院はなかなか無いみたいですね。

よっぽどのハイリスクをかかえた妊婦さん出ない限り、医療者側からすると想定内のことなのかなぁ。

初産妊婦さん、初めて帝王切開する側は心配もつきませんのでその辺のメンタルケアや不安を取り除いてくれる病院や先生に出会いたいものです。

そうすれば、産後に「自然分娩で産みたかった」と自分を責めたり「帝王切開の方がラク」などというでまかせからお母さんたちを守れると個人的には考えています。

帝王切開ナビ

以下は医療用意訳費や医療機器メーカーがつくったサイトです。

帝王切開に関する一般的な情報が幅広く紹介されています。また、帝王切開を経験した方々の体験談なども読むことができます。↓

おすすめ書籍

また、ふと気になった時に開いて調べて確認できるこちらの書籍もおすすめです。

\ママのための帝王切開の本/ 

 

ネットで帝王切開についてあれこれ検索するとそれはもうものすごい数の情報が入ってきます。

中にはいい加減だったり嘘の情報が含まれていることも。

この本が1冊あれば、帝王切開についての疑問点や不安はかなり解消されます。

無駄に検索魔と化さないためにも、お守りとして持っておくといいかもしれないです🍀

帝王切開後の謎の震え·····原因は?

ツイオフ内でこんな話がありました。

帝王切開ママ
帝王切開ママ
帝王切開の手術後に、震えが止まらないという症状が起きた

という方が結構いるらしい。

調べると、どうやらそれは「シバリング」という症状の様でした。

帝王切開に関わらず手術後に起こりやすい症状とのこと。

身体を温めて経過を観察するのが通常のようです。

シバリング(shivering)とは

身震い等による体温調整を行う生理現象。体温低下時に、体温保持のため、筋肉を動かすことによって熱を発生させる現象。術後に起こることが多い。

参考:独立行政法人国立病院機構 東京医療センターのHPより

またこちらのページに にシバリングの原因について書かれていたのでご紹介します。↓

手術直後のシバリングの原因

手術中は、滅菌ガウンや灼熱等などで暑くなりやすい術者が、汗をかいて拭いたりすることで滅菌を保てなくなる可能性や、細菌繁殖の視点から室温を低く保つことが多く、患者さん自身も術野の露出により低体温になりやすくなっています。

手術中は、麻酔の影響により、患者さんの体の設定温度が下げられているため、患者さんの体温が下がっても設定温度との差が少ないことから、シバリングはほとんど起こりません。手術が終わり、麻酔から覚醒しはじめると、患者さんの設定体温はいつも通りに戻りますので、その差を埋めようと体が反応してシバリングが起こります。

また、患者さんの体温が設定体温から下がっていなくても、シバリングが起こることがあります。手術の侵襲により、細胞からサイトカインという物質が分泌されます。サイトカインは、患者さんの体温の設定温度を上げる影響があります。患者さんが通常の体温でも、サイトカインによって設定温度が上がるため、その差を埋めようとシバリングが起こります。手術の侵襲が大きいほど、サイトカインは分泌されるため、シバリングが起こりやすくなります。

手術をしたことにより身体の体温のバランスが変化し、それを元通りにしようという身体の反応の様ですね。

帝王切開の途中でも後でも、少しでも異常を感じたら、迷わず医療スタッフに申告しましょう。

変だと感じたら、すぐに訴えてください。

帝王切開のひと全員がこの症状になる訳ではありません(私はならなかったです)。あくまで一例です。こんなこともあるという参考までにご紹介しました。あしからず。

帝王切開後、ベッドから起きあがる方法

帝王切開の後は手術の傷が痛みます。

痛み止めがあるとはいえ、数日は体勢を変えるのも大変。

そんな時に、こちらのブログに紹介されている起きあがり方が有効です。

2013年に書かれた記事ですが、いまだにたくさんの帝王切開ママたちが参考にしています。

写真付きで丁寧に解説してあるのがとてもありがたい✨

これから帝王切開を控えているあなたの不安をひとつ解消してくれそうですね。

帝王切開に限らず妊娠出産はまさに命懸け

ここまで、主にツイオフにて話題になっていたことを中心にご紹介してきました。

また最後にしつこく繰り返しますが、

帝王切開は外科手術ですが、立派なお産です。

 

「おめでとうございます✨」

と言ってもらえる手術はそうそうないのではと感じています。

 

中には私と同じように、下から産む気満々だったのにそれが叶わなかったことを悩んでいる方もいるかもしれません。

産後はホルモンバランスも激変期。中には相手にそのつもりがなくとも心無いひと言に傷つき悩んでしまうお母さんもいます。

命懸けで出産して、ホルモンバランスがたがたで、新生児のお世話もして、お母さんはそれだけでもかなり大変。

そこに帝王切開のダメージが加わるのだから、しんどいのは当たり前です。

どうか、ご自分の身体と心を大切に。

目の前の赤ちゃんとの生活を楽しむことができますよう🍀

帝王切開で出産する/したあなたのことを陰ながら応援しています。

無理しないでくださいね。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

カイザーツイオフまとめはこちら↓

ABOUT ME
すなお たまき
すなお たまき
お母さんです。東京→広島県江田島市移住。 毎日爆音でなくウグイスが癒し。子育て、移住、江田島ネタ、夫婦家族のこと、その他日常についてぼちぼち書いています。 江田島に家族で移住しておいで!いいことも悪いこともリアルな移住後の生活について包み隠さずお話させて頂きます。