ブックレビュー

「ふたりは同時に親になる」 を読みました。

おはようございます、こんにちは、こんばんは、すなおたまき(@office_sunao)です🍀

以前noteに書いたらとても反響が大きかったこの記事。個人レベルのブックレビューでこれだけ反応があるのなら、世の中の子育て世代みんなにニーズがあるのではないかと考えました。

個人的にとても参考になったし、この1冊を読むか読まないかで産後の生活自体だいぶ変わるだろうと。

いわゆる【産後クライシス】に陥ってしまい、毎日辛い思いをしながら育児をしている方、またこれから赤ちゃんを迎えようというご夫婦にもおすすめです。

ということで、以前の記事に少し加筆修正しました。改めて当サイトLettre aux Mamans, de Sunaoでご紹介させて頂きます。

子育て中の“あなた”が少しでもラクに笑顔になりますように🍀

それでは、どうぞ!👇

そこにかつての私がいた

「あぁ、分かる。そうなんだ。そうなんだよ!これ!私の!感じていたこと!そのまんま!!」

狩野さやかさんの本【ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋】を読みながらそう感じた。

この本の【ママ】は、長男二男産後の私。そしてそれを引きずったまま生活していた当時の私の思考そのものだった。

共感する部分に黄色のマーカーで線を引きまくりながら夢中で読み進める。

結婚する前は、子供が産まれるまでは、夫に対する愛情がこんなにもネガティブに変化してしまうとは思いもよらなかった。

うちもいわゆる【産後クライシス】に陥った家庭だ。夫婦で何度もぶつかり合いながら、何回も絶望を味わいながらここまで歩いてきたけれど、もっと早くこの本に出会っていたら無駄な争いは避けられたかもしれない。

私が狩野さんを知ったのはこの記事

私が著者の狩野さやかさんの文章に出会ったのはMAMApicksのこの記事。

子どもと離れたい母たち 3年目の限界~ (2012/12/03の記事)

この記事を読んで子供と離れる時間を少しでも作ろうと決めた。じじばばでも夫でもいいから託して、週一回数時間でも子供達と離れる時間を捻出しようとした。

それまではもうずっとべったり一日中24時間離れることはなく、常に「母親」という役割をこなすだけの毎日だった。

長男があと半年で幼稚園に入る。そんなタイミングでもあったので、マンネリ化する日常の話にはとても共感した。

「あと少し。あと少しで子供達二人を抱えて、毎日こなしていくだけの時間から解放される。」

「あと少しで、少しだけ、ラクになる。」

そう思いながら長男の入園を毎日待ち望んでいたあの頃。

ほかの狩野さんの書くコラムも、多くのお母さん達がシェアしていて「みんな思う所は同じなんだな」とホッとした。

産前産後のギャップについて 1~2章

本の内容について。

1~2章では産前に抱いていたいわゆる育児のキラキラしたイメージと実際の過酷さのギャップについて解説している。

何故ママのイライラや不機嫌が生まれてしまうのか。

その状態は単なるママの心の問題だけではなく、

【産後に起こる急激な環境の変化によって引き起こされる】

と紹介してある。

ママがそういう状態に陥った時にパパができる具体的な対策も書かれているので、ぜひ「お父さん」を担う方にも読んでもらいたい。

反省材料となった 3章「パパのリアル、パパの事情」

私個人的には3章が反省材料となった。

パパ側の思考が分かりやすく示してあり、とても参考になった。

産後どうにかして夫に話を聞いてもらいたいと何度も話し合いをしたけれど、どうにも通じず諦めと絶望の気持ちに陥ってしまうことばかりだった。

そういう当時の夫の気持ちを考えると、これに近い部分もあっただろうなと感じる内容がいくつもあった。

自分も夫に対してよくなかったと思う対応をしていた…と省みるいい機会にもなった。

相手の気持ちを、完璧に分からないまでも少し想像してみること。3章はこの相手の気持ちを想像する上でのヒントを与えてくれた。

具体的な対策と具体的事例の紹介 4~5

4~5章では産後のママとパパが陥りやすい傾向を詳しく解説し、育児初年度に練っておくべき対策を紹介している。

産後のママが晒される大きな環境変化への対策として、ママ自身が何にストレスを感じるのか客観視できるよう産前と産後を比較する簡単な表が示してあるのも良かった。

これならすぐにでも夫婦一緒に取り掛かりやすい。「見える化」するのはとても大切だ。

それから産後も好バランスを維持している夫婦の事例を紹介しているのが、参考になった。

夫婦のカタチはそれぞれだから、あくまで参考にしながら、自分たちのやり方を決めていけばいい。

産前の母親学級で取り入れて欲しい

こうした内容の本は、ぜひとも産前の両親学級・母親学級などで紹介してもらいたい。

私が長男産前に受けた病院の両親・母親学級は、マタニティヨガや産んだあとの母乳のことばかりだった。

産むのも「普通分娩」が当たり前で、帝王切開の辛さや、途中からアクシデントにより緊急帝王切開に切り替わるようなことがある(私が実際そうだった)ということは紹介されなかった。

お腹に重りをつけて「妊婦さんてこんなに大変」とパートナーに経験させるなら、もっと詳しく「どうしてこんなに大変なのか」「お産に伴うリスクや、どれだけ身体にダメージが残るのか」という部分に具体的に踏み込んで紹介して欲しい。

この本の一番良いところは、総じて分かりやすく実践しやすいこと

この本の良いところ簡単にまとめてみる。

  • 総じてわかりやすい
  • 具体的である・・・・男性や子育てしていない人にも想像しやすい様にママの大変さを仕事に置き換えて書いてある、具体的な対策方法が示してある
  • イラストがかわいい・・・・重い内容も受け入れやすい、イラストだけでもわかりやすく伝わる
  • ママを「専業主婦」「ワーママ」と区分けしていない・・・・みんな同じ母親。だけど、働き方生き方も何にストレスを感じるかも人それぞれ。だから働いていようがいまいがその括りを気にすることなく読み進めることができる。

こんなところだろうか。

総じて感じるのは、【わかりやすい】。これに尽きる。

実際に読んでみて、わが家の場合を振り返る

わが家の場合を振り返って考えてみる。家族に新しくメンバーを迎えるにあたり、事前の心構えが十分でなかった。そのためにおこる摩擦が夫婦の間で多発していた。

「過酷な育児に加えて、こんなケンカばかりの産後を送るのはわが家だけなのかな?」と思っていた頃、テレビ等でも「産後クライシス」を取り上げて扱うようになってきた。私がこの本と出会ったのはちょうどこういうタイミングだった。

単純に私たち夫婦がうまくいかないのは二人の相性が悪いとか価値観の違いとか個人的な理由だと思っていたけれど、「家庭」という小さな社会ではわりと頻繁に起こりうる事態なのだ・・・とこの本を読んで初めて知った。

私だけじゃなかった。

私のせいではなかった。

私だけが悪いわけではなかった。

と、分かっただけでも私にとっては大きな収穫だった。

子供を産んでからずっと抱えていたモヤモヤを、すっかりスッキリ翻訳してもらったような読後感を与えてくれる。「読んでよかった」と改めて。

まとめ

いかかでしたか?ざっとでしたが、「ふたりは同時に親になる」の紹介をさせていただきました。

これから親になる、親になりたてのご夫婦皆さんにはぜひ読んでもらいたいです。

子供が生まれたら大なり小なり必ず環境の変化が起こります。
それを夫婦として、親として、共に乗り越えるのに必要な傾向と対策は持っておいて損はないでしょう。
「うちは大丈夫だ」と思っていても、とりあえず読んで欲しいです。
私は私で、夫との関係を見直す材料にして、自分の傷を癒し、夫婦の関係を改めて見直そうと思ってこの本を買いました。

せっかくだから。
出会って、夫婦になって、子供が生まれてきてくれて、家族になったのだから。
自分の家庭を大事にしたい。

家族が増えたことによる「ズレ」はきっと解消できます。
その夫婦、家族なりのやり方を探していけばいいのだとこの本に教えてもらいました。

もしも今、あなたが

  • これから家族が増えることにたくさんの喜びと少しの不安と心配を抱えているならば。
  • ひとりで何もかも抱え込んで悩んでいるならば。
  • 産後クライシスに陥って「こんなはずでは…」と毎日少しずつ絶望しながら子育てしているならば。
  • 「思っていた育児・家族のカタチと何かが違う」と違和感を感じているならば。
  • 「このままだと家族の状態は悪化の一途で、身体を壊したり心を壊したり離婚したりますます大変な生活になってしまいそう・・・」と危機感を感じているならば。

とりあえず、この本を読んでみてください。

まずはこの本を読んで、それから考えましょう🍀
ひとつひとつゆっくりと😊
じっくり考えていけばいいのではないでしょうか💡

とりあえずこの本を読んでみて、自分の状態を振り返ること。自分とパートナーや取り巻く環境を客観視できるきっかけにこの本を利用してください。そして、もしもあなたのパートナーが読んでくれるなら、一緒に読んでもらうといいでしょう。そのためにもまずは自分で知ることが大事なのではないでしょうか。

最後に著者のあとがきから、少し引用させていただきます。

もしかしたら、ママ自身がとらわれている親イメージから自由になってこだわりをすてなければいけない局面かもしれない、ということもぜひ考えてみてください。多くのパパ達が「結局ママが手放さない」「やり直される」と感じていることをもう少し深刻に受け止めるべき時なのかもしれません。

もう、一時代前の「夫を教育する」なんて相手を馬鹿にするようなことを言うのはやめにしましょう。夫婦で協業するというのは、本気で相手を信用して自分から手放し、相手に任せることだということを、ちょっとだけ意識してみてください。必要なのは、抱え込む根性ではなく、手放す勇気です。

「ママが我慢する」のは違います。自分がつぶれる前に、「助けて」とシンプルに伝えてみてください。ママはもっと「自分ひとりでは無理」と素直に認めていいはずです。

読んでいて、この一文は私自身に直接言われているような気になりました。私自身、なかなか手放す勇気が持てず、自分一人で抱え込み、つぶれてしまった経験があります。

だからこそ。

あなたが、少しでもラクに、笑顔になれますように🌸😊✨

あなたには、その絶望や悩み、不安をポジティブに捉えられるように、少しでも心がラクになって、楽しく子育てして欲しいのです。

その方がきっと、お子さんも、パートナーも、家族としてもうまくいくと、私は信じています。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました🍀

※文中のイラストはこちらからお借りしました。

ABOUT ME
すなお たまき
すなお たまき
2児の母。日々「お母さんがほっとできる社会ってなんだろう?」と考えながらブログ書いています。 お母さん×子育て、移住、社会、働き方、生き方に関連した情報発信を心がけています(時々ヨガ・空手・愚痴もあり)。必要なひとのところに必要な情報が届きますように。